Tシャツビジネスをこれからはじめるあなたにお伝えします。
副業にしても、起業にしても、新規事業にしても共通していえる事があります。
それは、小さく始めて大きく育てるということです。
初めから勝負をしかけ数十万円、数百万といった投資はリスクが大きすぎると感じませんか?
今回は初期投資を抑え、利益もしっかり確保できるTシャツビジネスの始め方をお伝えします。
よし、しっかり学ぶぞ!
初期投資を抑えつつ利益が出る方法をお伝えします
こんな人におすすめの記事です
- Tシャツビジネスをはじめたい
- 新規事業を模索している
- 初期投資を抑えた起業がしたい
- 利益がでる副業をしたい
- Tシャツを自分でプリントしたい
Tシャツビジネス立ち上げに必要なも
今回ご紹介の方法でTシャツビジネスをはじめる時に必要なものをお伝えします。
必要なもの
- ヒートプレス機
- 作業スペース
- シリコンペーパー
- インターネットの繋がるパソコン
- プリンター
ヒートプレス機
これはTシャツプリントする上での必需品です。
ネットショッピングで安いもんで2万円台から販売されています。
安価なものは性能に疑問点があるので、予算に余裕があるなら目安として5万円以上のものをおすすめします。
選ぶポイントはプレス面の大きさです。
大きさはA3サイズ(30×40cm)以上が好ましいです。
作業スペース
Tシャツをプリントするのにどれくらいのスペースが必要だと思いますか?
実は3畳もあれば制作できるのです。
もちろん広いに越したことはないですが、最低限プレス機とTシャツを2~3枚平置きできれば大丈夫です。
これでしたら自宅の隅でも作業スペースを確保できそうじゃないですか?
シリコンペーパー
シリコンペーパーはTシャツのプリントの上にかぶせるために必要です。
業務用のものもありますが、百円均一などのクッキングシート(シリコン使用)で代用可能です。
インターネットが繋がるパソコン
デザインデータを作ったり、発注などで使うパソコンは必需品です。
これは今頃、お持ちの方が多いので初期投資としては計算にいれていません。
スペックも普通にストレスなく動けば問題ありません。
Tシャツビジネスを続けていってデザインを内製化する場合はillustratorやPhotoshopがヌルヌル動くほどのスペックは欲しいですね。
Adobeのソフトはサブスク型になっていて、こちらの内製する場合はコストがかかってきます。
プリンター
納品書や領収書などをプリントする時にあれば便利です。
手書きのものを使ってもいいですし、全てPDFデータで渡しても構わないです。
だから厳密に言えば必需品ではありませんが、あれば便利なので入れおきました。
価格は1万円以下のもので充分です。
メルカリなどを使えばもっと安く入手できます。
受注から完成までの流れ
続いてお客様から注文をもらってから納品までの流れを説明します。
受注から納品の流れ
- お客様から注文をもらう
- 見積、デザイン校正し注文確定する
- デザイン入稿しソクプレスを発注
- 届いた転写フィルムをTシャツにプレス
- お客様に納品し代金をいただく
お客様から注文をもらう
まずは注文をもらいます。
全てはここからはじまります。
営業方法は別の記事にてご紹介します。
見積、デザイン校正し注文確定する
ご注文、ご相談内容に沿って見積を提出します。
見積内容で承諾をいただければデザインの校正に入ります。
校了すれば制作へと移ります。
- 住所等のお客様情報の確認
- ボディーの種類、色、サイズの確認
- デザインの配置、サイズを確認
- 希望される納期の確認
この4点は必ず確認しておきましょう。
後でトラブルが発生する可能性が高い項目です。
デザイン入稿しソクプレスを発注
決まったデザインをもとに転写フィルムを発注します。
ランプワークスのソクプレスというサービスを利用すれば、幅広い素材に対してフルカラープリントが可能です。
1枚からの注文でも、A4で880円(税込)、A3で1,650円(税込)とリーズナブルに転写フィルムの制作ができます。
1シートに複数デザインの配置ができるので、ワンポイントのデザインがA4に8つ配置した場合は1つ110円(税込)の原価となります。
※送料は別途発生します。
またUnitedAthleやPrintstarなどのボディーも同時注文でカタログ定価の50%OFFにて仕入ができます。
届いた転写フィルムをTシャツにプレス
ソクプレスが届けば、デザイン通りにハサミで切ります。
あとは、注文通りにボディーの指定位置に配置してプレスするだけです。
プレスは本プレス10秒と仕上げプレス10秒の2回で完成です。
お客様に納品し代金をいただく
最後は出来上がったTシャツをお客様に納めて代金をいただきます。
決済のタイミングは任意で、見積確定の時やデザイン校了時などにしても構いません。
僕の場合はオンライン時は校了時決済、来店は納品時に決済しています。
参考販売価格と利益
続いて販売価格と利益についてお話します。
販売価格については立地やターゲット、付加価値などで変わってくるのであくまでも参考として捉えてください。
また、利益に関しではこの記事通りソクプレスを利用し、カタログ定価の50%OFFで仕入た場合でお話していきます。
参考販売価格
オリジナルTシャツの相場は1枚制作で2,000~5,000円です。
枚数が増えるほど安くなるというパターンが多いです。
多くがTシャツなどのボディー価格とプリント価格を分けて計算しています。
例えばUnitedAthleの5.6オンス ハイクオリティTシャツに1ヶ所プリントをするとします。
ボディーの価格
ハイクオリティTシャツのホワイトでS~XLの場合、カタログ定価で税込1,045円です。
多くのショップが30%~40%オフでの提供をしています。
つまり、約800円(税込)での販売となります。
仕入が677円(税込)なので利益は123円です。
※送料は考慮していません。
プリントの価格
プリントの価格はサイズと色数で決定しているショップが多いです。
ソクプレスの場合はフルカラープリントなので、色数は考慮せずに決定できるので、計算が簡単です。
フルカラーのプリント価格はA4で1枚注文時1500~4,000円ほどと幅が広いです。
これは小ロットは手間がかかる事を考慮して高めに設定するショップがあるためです。
小ロット歓迎のショップでは1,500~2,500円ほどが多いです。
仮にA4で税込2,200円と設定した場合、ソクプレスA4が880円(税込)なので利益率は60%となります。
数量割引で50枚注文時で1,300円(税込)と設定しても利益率で約30%を確保できます。
※送料は考慮していません。
販売シミュレーション
前述したUnitedAthleのハイクオリティTシャツのホワイトにA4プリントで1枚の注文があるとします。
Tシャツ | プリント | 合計 | |
原価 | 677円 | 880円 | 1,557円 |
販売価格 | 800円 | 2,200円 | 3,000円 |
この場合、販売利益が1,443円、利益率が48%となります。
送料を考慮すると1枚だけの注文の度に仕入れるとコストが大きくなります。
そのため、5枚以下は小ロットチャージとして仕入送料の一部を負担いただくケースもあります。
また、受注が少ない時期は納期を少し長めに設定し複数案件を一度に仕入れる事で1枚あたりの配送コストは減らせます。
でも販売価格は迷うよな~
まとめ
初期投資を抑えてTシャツビジネスを始める方法を解説しました。
パソコンがあれば、あとはプレス機だけで始められます。
利益もしっかりと確保できるビジネススタイルとなっています。
Tシャツビジネスを始めるって意外と簡単だと思いませんか?
今回の記事をヒントにあなたなりの販売価格と利益計算をシミュレーションしてみましょう。
僕がTシャツビジネスを始めた頃にあれば嬉しかったサービスです。