Tシャツビジネスで最重要な知識として挙げられるのがボディーについての知識です。
ボディーとは無地のTシャツやパーカーなどプリントされるアイテムのことを指します。
つまり、自分の扱う商品についての知識を持っておこうということです。
今回は最低限必要な知識をお伝えします。
これからTシャツビジネスを始める人は必見の記事となります。
- ボディーとはなにか
- 素材と特徴について
- どんな種類のものがあるのか
- どんなメーカーがあるのか
- 取り扱いについて
しっかり勉強していくぜ
ボディーついての商品知識をしっかり身に付けていきましょう
ボディーとはなにか?
冒頭にお伝えした通り、Tシャツビジネスの業界でボディーとはプリントされるための無地のアイテムのことを言います。
ボディーを作っているメーカーが複数あり、そこから仕入れてプリントしていく流れです。
ボディーがあってTシャツビジネスが成り立つといっても過言ではありません。
この「ボディー」という言い方はお客さんに言っても伝わらないことがあるので注意しましょう。
面倒でも「無地のTシャツ」や「無地のポロシャツ」という風な言い方が適切です。
Tシャツ以外になにがあるのか?
- 長袖Tシャツ
- ポロシャツ
- スウェット
- アウター
- キャップ、ハット
- バッグ
Tシャツビジネスというものの、取り扱うボディーは意外と幅が広いものです。
代表的なものが上の表にある5種類となります。
他にもエプロンやジャージ、ビブス、シャツなんかもあります。
これがTシャツビジネスには需要があると断言できる所以でもあります。
Tシャツだけで考えた時の利用シーンと上記アイテムまで含めた時の利用シーンでは何倍も幅が変わってきます。
スポーツチームならTシャツにジャージ、ビブスまで提案できます。
飲食店ならシャツやポロシャツからエプロン、ズボンまで提案ができます。
幅広いアイテムがあるのでTシャツビジネスはこれからも伸びていくと予想されています。
Tシャツだけかと思っていたぜ
使われている素材と特徴について
- コットン(綿)
- ポリエステル
- ナイロン
ボディーに使われている素材はこの3つが代表的なものです。
コットン(綿)について
綿はTシャツやスウェット類によく使われています。
- 吸水性・吸湿性に優れている
- 天然素材で肌触りがいい
- 染色しやすい
- プリントしやすい
この辺りが主なメリットです。
プリントに関しては綿対応のものが多くあるので扱いやすいです。
- 縮みやすい
- 毛羽立ちが起きる
- 乾きにくい
この辺りがデメリットとして挙げられます。
水を通すと縮むほか、乾燥機なども縮みの原因となります。
また乾きが悪いので汗をかけ場面では汗冷えすることがあります。
扱いやすいのは有難いぜ
ポリエステルについて
ドライ生地など汗をかくシーンでよく使用されています。
また裏起毛のスウェット類もポリエステル混紡のものがメインです。
- 強度が高い
- 速乾性に優れている
- カビに強い
- 発色がキレイ
ポリエステルは強い素材です。
速乾性が他の素材より優れているので、スポーツや熱い厨房や現場仕事の服に重宝されています。
- 静電気が起こる
- ブリード(再昇華)が起こる
化学繊維なので静電気が起きたり、人によっては痒みを感じることがあります。
また、高温で加工するとボディーの染料がプリントに浮き出てくるブリード(再昇華)とう現象が起こります。
プリントする際は気を付けたいポイントです。
これは気を付けないと不良品になっちまうぜ
ナイロンについて
ナイロンはコーチジャケットやブルゾンなどに使われています。
- 耐久性に優れている
- 雨風に強い
- 摩擦に強い
- 軽い素材
洗濯を繰り返しても劣化しにくいのが一番の特徴です。
また、吸湿性が低いので雨のシーンなんかにも活躍します。
- 熱に弱い
- プリントがはがれやすい
これはプリントする上で大きなデメリットです。
熱が弱いため低温で定着する加工方法しか選べません。
また、表面がツルっとしているので他の素材より比較的プリントがはがれやすいです。
おいらの親父なんて20年も前のシャカシャカまだ着てやがるぜ
主要なボディーブランドについて
ボディーの業界では同一メーカーが複数ブランドを掲げていたりもします。
ここではブランドごとに紹介していきます。
- UnitedAthle(ユナイテッドアスレ)
- Printstar(プリントスター)
- glimmer(グリマー)
- GILDAN(ギルダン)
- TRUSS(トラス)
- LIFEMAX(ライフマックス)
UnitedAthle(ユナイテッドアスレ)
個人的に一番好みのブランドがUnitedAthleです。
どちらかと言えばストリートっぽい雰囲気があるボディーが多くあります。
主力商品の5.6オンス ハイクオリティTシャツは首元がよれないと評判が高いアイテムです。
アウターもオシャレなものが多く、こだわりのあるお客さんには魅力的な提案ができます。
確かに先生好きそうだよな
Printstar(プリントスター)
日本でプリントTシャツと言えばプリンターのヘビーウェイトTシャツと言われるほど有名です。
国内でプリント用TシャツのシェアNo.1です。
サイズとカラーがとても豊富なブランドです。
それに加えアイテムの幅も広く、様々なシーンで提案しやすいブランドです。
glimmer(グリマー)
こちらはPrintstarの兄弟ブランドです。
アクティブウェア専門に取り揃えています。
ドライ系統のPrintstar同様に幅広いサイズと豊富なカラーラインナップです。
ドライTシャツやドライポロシャツはglimmerのものはとても提案しやすいです。
GILDAN(ギルダン)
カナダ生まれアメリカ育ち、北米の無地ボディーシェア1位のGILDAN。
世界規模のブランドなだけあって、コスパに優れています。
日本規格のものもあり、海外ブランドでも比較的扱いやすいです。
特に裏起毛のスウェット類の価格は他より圧倒的に安く、とても提案しやすいです。
無地としても着られているんだよな
TRUSS(トラス)
日常的に着用できるウェアを生産しているブランドです。
またSDGsにも積極的に取り組んでいます。
オーガニックコットンを使用したアイテムがあったり、ペットボトルをリサイクルして作ったTシャツがあったりします。
また、仕入が5,500円以上で送料無料となるので小ロットの注文の際は使いやすいです。
LIFEMAX(ライフマックス)
大手のユニフォームメーカーであるボンマックスが運営するブランドです。
他にない機能的な加工や素材を積極的に採用しているのがLIFEMAXです。
スウェーデン発の汗をにおわさないpolygieneという加工や、アメリカ発の冷却効果のあるクールコアといった素材を使ったアイテムが人気です。
機能面を重視するお客さんに提案しやすいアイテムが揃っています。
素材がいいとか言ってたな
まとめ
Tシャツビジネスをするにあたって、避けては通れないボディーの知識。
今回は全体的なものの説明となりました。
それぞれの項目をまずはザックリ把握し、どこを深堀して勉強するか考えましょう。
商品知識はあって当たり前、知りすぎて困ることは1つもありません。
自分が興味をもった分野からどんどん調べていきましょう。
僕も初めは全くの無知でしたが、勉強するたびTシャツが好きになりました